平成16年度再現問題
問題41 適切なものはどれか。3つ選べ。
- 狭心症は、冠動脈の狭窄により起こる。
- 1型糖尿病は高齢者に多いが、2型糖尿病は若年者に多く発症する。
- パーキンソン病の治療の一つとして、脳手術がある。
- 前立腺肥大症では、排尿回数が多くなる。
- 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は、高齢者に多い疾患である。
問題42 適切なものはどれか。2つ選べ。
- 血清アルブミン値は、高齢者の栄養状態を示す指標となる。
- 低栄養状態では、免疫能が高まる。
- 低栄養となる原因として、服薬による食欲低下があげられる。
- 肥満の場合には、食物繊維の摂取は避けたほうがよい。
- ヘモグロビンA1cは、測定時の血糖状態を知るのに適している。
問題43 適切なものはどれか。3つ選べ。
- 高齢者の感染症では、咳嗽、発熱、腹痛等の症状が強く出ない場合がある。
- 結核は、医学の発達により、現在では発症例はない。
- 疥癬は、「ヒゼンダニ」によって起こる皮膚感染症である。
- B型肝炎及びC型肝炎は、原則的に血液を介して感染する。
- せん妄は、感染症が原因で生じることはない。
問題44 居宅療養管理指導について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 医師または歯科医師は、居宅介護支援事業者又は居宅サービス事業者に対し、居宅サービス計画の作成、居宅サービスの提供等に必要な情報提供または助言を行う。
- 薬剤師によって行われる居宅療養管理指導は、医師又は歯科医師の指示に基づいて行われる。
- 口腔内の清掃または有床義歯の清掃に関する指導は、歯科衛生士だけでなく、保健師や看護師、准看護師も行うことができる。
- 在宅で、気管カニューレ等の生命維持に必要な器具をつけている人は、居宅療養管理指導の対象とならない。
- 保険医療機関または保険薬局が居宅療養管理指導を行う場合には、指定事業者としての申請を行い、指定を受けなければならない。
問題45 介護保険の給付の対象となり得る訪問看護はどれか。3つ選べ。
- 68歳。糖尿病性腎症。在宅で腹膜還流を実施するため、訪問看護を希望している。
- 60歳。パーキンソン病(ヤールのステージ2)。療養指導のため、訪問看護を希望している。
- 46歳。糖尿病。現在、合併症はないが、インシュリン注射で血糖値管理を行うため、訪問看護を希望している。
- 72歳。痴呆対応型共同生活介護を受けているが、高血圧があるため、定期的な訪問看護を希望している。
- 70歳。脳梗塞後遺症で右片麻痺。リハビリテーションや入浴介助のため、週4回の訪問看護を希望している。46
問題46 ソーシャルグループワーク(集団援助技術)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- ワーカーは、自分だけが悩みを抱えているのではないということを理解できるように、共通の問題を抱えるメンバー同士の話し合いの場面を設ける。
- ワーカーは、集団内におけるメンバー相互の関係が新たに形成されていく過程に介入してはならない。
- ワーカーは、メンバー間の相互関係を大切にするため、いつもは依存しがちなメンバーが他の泣いているメンバーを慰めるようになるという展開を見守ることもある。
- グループワークでは、勝ち負けをつけるようなプログラムは、メンバーの自尊心を傷つけることがあるため用いてはならない。
- グループワークの過程は、メンバーが他のメンバーの行動から自分の問題をあらためて確認したり、新しい見方を獲得する機会となる。
問題47 インテーク面接(相談援助の導入時における受付面接)における留意点について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- インテーク面接は、訪問により行うことが原則である。
- インテーク面接においては、利用者の情報を確実に得ることが重要なので、まず最初にチェックリストにより質問を開始する。
- 利用者との信頼関係を得るために、主訴の聞き取りを始める前に面接者やその所属する援助機関でできること、できないことをまず明確に伝える。
- インテーク面接の過程で問題の輪郭が浮き彫りになる中で、利用者の対応の仕方やサービス利用の抵抗感なども聞く。
- インテーク面接の記録には、面接者の意見や見通しも記載する。
問題48 高齢の妻の介護をしている夫Aさん(80歳)は、「他人の世話にはならない」として、妻に対する介護保険サービスの利用を拒否している。Aさんに対する在宅介護支援センターのソーシャルワーカーのコミュニケーション技術として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 妻の介護を1人でやってきたことをまず話そうとするAさんに対し、「はい」か「いいえ」で答える質問形式を用いて、適切な介護が行われていたかどうかを確認していく。
- Aさんの行動をより理解するために、Aさんの話にうなずいたり、話の先を促したりする。
- サービスの利用を拒否している理由を言いたがらないAさんに対して、思い当たる理由を挙げて、一方的に聞いていく。
- 「他人の世話にはならない」とのAさんの言葉を反復して返すことで、Aさんの気持ちに共感を示す。
- 「サービスを受けたくないのは、スティグマを感じるからなんですね」とAさんの気持ちを専門用語を用いてまとめる。
- アルコール依存症の問題にかかわる機関は保健所であるので、当事者組織や新たなNPOをつくる活動は適切ではない。
- 特別養護老人ホームのソーシャルワーカーが、近所の小学校の校長に働きかけ、高齢者と小学生の世代間交流の機会をつくる。
- 1人で独居高齢者への声かけのボランティア活動を続ける。
- 駅のバリアフリー化を推進するために、社会福祉協議会のソーシャルワーカーが、鉄道会社に高齢者の駅の利用実態調査を実施するように働きかける。
- 通院手段の確保ができず受診ができない高齢者の再入院例が続いたため、病院のソーシャルワーカーが、その実態を数ヶ所の病院で合同調査し、通院システムのあり方について提案していく。
問題50 Aさん(78歳)には、軽度の痴呆がある。Aさんに対する介護支援専門員のかかわり方として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- Aさんの意向をできる限り引き出そうとしながら、介護支援専門員もそれを理解する努力をしていった。
- Aさんが外出することは家族に大きなストレスを与えると考え、これまでAさんが楽しみにしていた近所の高齢者同士の集まりへの参加を制限した。
- Aさんは、現在通っているB通所介護事業所の利用を強く希望しているが、より通所時間の短いC通所介護事業所の利用に変更することとした。
- 家族の意向がAさんの意向と違っているように思えたので、「Aさんは違うように思っているのではないでしょうか」と家族に相談をした。
- Aさんは頻繁に外出したがるが、以前行方不明になったことがあったので、安全確保のため、Aさんの居室に鍵をかけておくよう家族に勧めた。
問題51 指定訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 訪問介護計画は、その内容について利用者の同意を得るとともに、利用者に交付されなければならない。
- 事業の運営にあたっては、専ら調理のみを提供することができる。
- サービス提供責任者は、利用頻度が低い利用者については訪問介護計画を作成しなくてもよい。
- 3級訪問介護員のサービス提供については、身体介護だけでなく生活援助についても介護報酬が90%に減額される。
- 訪問介護計画では、具体的なサービスにかかわることだけでなく、援助の方向性や目標についても記載することが求められている。
問題52 短期入所生活介護について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 日常生活を送る上で必要な生活機能の改善を図るため、利用者の家庭環境等を考慮し、必要な機能訓練を行う。
- 住宅での孤立状況の改善を図るため、入所中にも仲間づくりを働きかける。
- 入所前後のサービスの連続性を確保するため、入所中の短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成する。
- 要介護者本人の生活支援が目的であるので、家族の趣味や文化活動を理由とした利用はできない。
- 居宅生活の継続の観点から、利用期間は、要介護認定有効期間の概ね半数以下を目安にすることとされている。
問題53 痴呆対応型共同生活介護について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 痴呆対応型共同生活介護計画は、居宅サービス計画に沿って作成される。
- 共同生活住居の入居定員は、5人以上9人以下とされている。
- 共同生活住居の管理者は、痴呆性高齢者への介護の提供について知識及び経験のない者でも、一定の研修を受ければ就任することができる。
- 痴呆対応型共同生活介護では、利用者間の人間関係がうまくいかないときに、逃げ場がつくりにくいという難しさがある。
- 1つの事業所で有することのできる共同生活住居の数については、制限がない。
問題54 福祉用具について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 福祉用具の利用にあたっては、廃用症候群が生じないように留意する。
- 予防給付と介護給付では、給付対象となる特定福祉用具の種目は異なる。
- 移動用リフトは、介護者の腰痛の予防など介護負担の軽減に有効である。
- 痴呆対応型共同生活介護の利用者には、福祉用具貸与費を支給することができる。
- 工事を伴わず使用できるスロープは、福祉用具の貸与種目に含まれる。
問題55 住宅改修費の支給対象となるものについて正しいものはどれか。3つ選べ。
- 和式便器から洋式便器への取替え
- 廊下や階段の足元灯の取付け
- 畳敷から板製の床への変更
- 扉の取替えに伴う壁や柱の改修
- 移動用リフトの設置
問題56 介護老人福祉施設における施設サービス計画の作成について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 居宅介護支援事業所から提供された情報や家族との面接により、十分に入所者のニーズを把握できたので、入所者との面接をせずに計画の原案を作成した。
- 食事と入浴の時間について、本人の希望を確認してから計画の原案に記載した。
- 入所者から「毎月買物に行きたい」との希望があったので、ボランティアに依頼して、月1回、買物に行くことを計画の原案に組み込んだ。
- 計画の原案について、入所者にわかりやすく説明し、口頭で同意を得た。
- 入所者が見やすいように、施設サービス計画に含まれる週間サービス計画表と日課計画表を廊下に掲示した。
問題57 介護支援専門員が活用する社会資源について適切なものはどれか。2つ選べ。
- インフォーマルなサポート(サービス)は、地域社会により大きく異なるので、介護支援専門員はその正確な情報を収集・整理しておく必要がある。
- 要介護者等の家族や親戚は、社会資源と対比して内的資源と呼ばれ、介護支援専門員が活用すべき資源のうち重要な位置を占めている。
- 株式会社や有限会社が提供するサービスは、全てインフォーマルなサポート(サービス)にあたる。
- フォーマルなサービスは、一般的にインフォーマルなサポート(サービス)に比べ柔軟な対応が可能である。
- 要介護者等を支援するためには、介護保険サービスのほか、市町村が実施している保健福祉サービスや地域におけるボランティア活動などの活用も重要である。
問題58 居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員が、在宅介護支援センターとの連携を図るうえで適切なものはどれか。3つ選べ。
- 要支援者の介護予防事業の利用について、地域型在宅介護支援センターに支援を求めた。
- 要支援であった者が非該当の認定を受けたので、その者の居住地域を担当する地域型在宅介護支援センターに連絡し、居宅サービス計画の作成を依頼した。
- 基幹型在宅介護支援センターから依頼を受けたので、地域ケア会議のメンバーとなった。
- 要介護者と家族との関係づくりがうまくいかなかったので、全ての問題解決を地域型在宅介護支援センター委ねた。
- 地域住民による安否確認活動を居宅サービス計画に位置付けるため、地域型在宅介護支援センターからその活動の紹介を受けた。
問題59 高齢者虐待について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 介護支援専門員は、虐待が疑われた時点で市役所等の公的機関に相談する。
- 施設職員が入所者のおむつ交換を行わず放置するなどの不適切な介護は、組織運営上の問題であり虐待にあたらない。
- 高齢者の意に反し、その年金を家族が自らの借金返済に勝手にあてることは、虐待にあたらない。
- 介護支援専門員は、虐待の可能性を示すサインを発見したら、その高齢者が利用している居宅サービス事業所等と情報交換をして事実確認をすることが大切である。
- 高齢者が虐待され、そのまま放置できない場合には、特別養護老人ホームへの入所措置ができる。
問題60 成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 成年後見人は、被後見人が行った法律行為について、被後見人にとって不利益なものは原則として取り消すことができる。
- 成年後見人は、被後見人の介護サービス利用契約や施設入所契約を本人に代わって行うことができる。
- 成年後見人の職務の1つである身上監護には、被後見人の見守りや相談業務等のほか、身体介護が含まれている。
- 四親等内の親族がいる場合には、後見人を選任することができない。
- 任意後見人制度とは、判断能力が不十分になる前に、後見人になってくれる者をあらかじめ選任しておく制度である。






