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介護福祉士とは

1987年に施行された「社会福祉士及び介護福祉士法」によって指定された国家資格です。介護福祉士の仕事は、身体上や精神上に障がいをお持ちで、日常生活を営むことが困難な方に対して、適切な介護や援助（身体的な介護だけでなく、精神的ケアも含む）を行い、安定的な生活を送れるようにサポートする仕事です。また、必要に応じて、同じ現場で働く介護スタッフの指導やアドバイスを行うこともあります。「ケアワーカー」とも呼ばれます。

山形県における、介護福祉士の重要性

山形県の高齢者の割合

山形県の総人口（2021年時点で、約1,055,000人）のうち、65歳以上の高齢者は、約362,000人で、全体の34.3%占めています。 内閣府によると、2045年には、65歳以上の高齢者は、全体の43.0%になると予測していて、27年間で高齢者比率は、8.7ポイントも増えると見られています。

出典：内閣府「令和4年版高齢社会白書」

山形県の要介護（要支援）認定者数の推移

要介護（要支援）認定者数は、山形県では、2004年で46,966人だったのが、 2019年では、65,382人となり、 15年間で18,416人増加しています。増加率は39.2%と高い水準で増加し続けているため、今後の介護福祉としての重要性はますます高まっていきます

出典：厚生労働省「介護保険事業状況報告 令和元年度介護保険事業状況報告」

山形県の身体障がい者数について

山形県における身体障がい者手帳（身体障がい者に交付される手帳）の交付台帳登載数を調べてみると、39,844人いて、全国合計3,112千人のうち、およそ1.28%を占めています。

出典：厚生労働省「福祉行政報告例 身体障がい者福祉」

山形県の知的障がい者数について

山形県における知的障がい者保健福祉手帳（知的障がい者に交付される手帳）の交付台帳登載数を調べてみると、 2005年で6,329人だったのが、 2020年では9,167人となっていて、 15年間で、2,838人増加（44.8%増） しています。

出典：厚生労働省「福祉行政報告例 知的障がい者福祉」

山形県の精神障がい者数について

山形県における精神障がい者保健福祉手帳（精神障がい者に交付される手帳）の交付台帳登載数を調べてみると、2005年で4,585人だったのが、2020年では7,169人となっていて、 15年間で、2,584人増加（56.4%増） していて、増加人数は全国で最も低い地域です。

出典：厚生労働省「衛生行政報告例」

山形県における介護福祉士の登録数

山形県では、令和4年時点で、20,971人が介護福祉士として登録しており、全都道府県（介護福祉士の登録者数：1,873,436名）に対して、約1.12%を占めています。

今後ますます少子高齢化が進むにつれて、身体的な介護だけでなく、コミュニケーションも大切な仕事である介護福祉士は、デジタル技術では代替が難しく、ますます市場の需要が高まっていくでしょう。

参考：社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士、登録者数の状況（公益財団法人 社会福祉振興・試験センター）