サービス管理責任者や、児童発達支援管理責任者になるためには、実務経験要件を満たし、所定の研修を受講する必要があります。どのような研修が必要かわかりにくいと感じていませんか?

本記事では、神奈川県のサビ管・児発管に必要な研修についてまとめました

この記事の要点まとめ
  • 神奈川県のサビ管・児発管に必要な基礎研修、実践研修の詳細が分かる
  • サビ管の資格を継続するためには、5年ごとに更新研修の受講が必要
  • それぞれの研修に必要な事前課題についても解説!

神奈川県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 基礎研修について

令和7年度の基礎研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の基礎研修の概要

更新日:2025/6/25

研修名神奈川県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者基礎研修
実施主体①神奈川県社会福祉協議会 福祉研修センター
②公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
③特定非営利活動法人シーガル研修 研究機構
④東北福祉カレッジ
研修申込①2025/6/19~7/4
②F1-F3:2025/5/9~5/30、F4:2025/12/1~12/22
③前期:~2025/5/21、後期申込あり
④全12回 毎月25日締切
研修日程講義:eラーニング視聴期間は各事業所ごと異なります。

①演習(1日)
K1コース:2025/8/29
K2コース:2025/9/3
K3コース:2025/9/25
K4コース:2025/10/1
②演習(1日)
F1コース:2025/8/20
F2コース:2025/8/26
F3コース:2025/10/22
F4コース:2026/3/9
③演習(1日)
SK1コース:2025/7/7
SK2コース:2025/7/9
SK3コース:2025/7/31
SK4コース:2026/8/5(zoom)
SK5コース:2026/8/6(zoom)

詳細は指定研修事業者のHPをご覧ください。
研修内容講義:指定されたサイト、会場で視聴
演習:指定された日程・会場で実施(集合型)
定員①各70名
②各84名
③計264名
受講料① 25,000円(税込)
② 28,000円(税込)
③ 25,000円(税込)
④ 18,168円(税込)

出典:神奈川県
出典:特定非営利活動法人シーガル研修・研究機構
出典:公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
出典:神奈川県社会福祉協議会
出典:東北福祉カレッジ

サビ管・児発管の基礎研修の受講資格・要件

実務経験は各コースの演習日時点で満たしている必要があります。
神奈川県では、県外からの申込み自体は可能ですが、神奈川県内の方が優先されます。

また、研修受講には選考基準が設けられており、申込みをしても必ず受講できるわけではない点に注意が必要です。

さらに研修事業者によって研修の日時や費用、受講方法等が異なるので、事前に研修事業者のホームページを確認しましょう。

必要な実務経験は下記のようになります。

基礎研修受講に必要な実務経験の要件

業務実務経験年数
相談支援業務  3年
社会福祉主事任用資格等を有しない者による直接支援業務  6年
社会福祉主事任用資格等を有する者による直接支援業務  3年
国家資格等による業務に3年(児童発達支援管理責任者の場合は5年)以上従事している者による相談支援業務又は直接支援業務  1年

出典:サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者の要件(神奈川県)

サビ管・児発管について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

サビ管の資格について詳しく知る
児発管の資格について詳しく知る

サビ管・児発管の基礎研修の事前課題

基礎研修の事前課題は過去以下のような課題がありました。
※最新の課題は、各指定研修事業者のHPをご確認ください。

  1. 事例資料を読み、受講者自身で事例のアセスメントを行う
  2. サービス提供プロセスの振り返り
  3. サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者の視点の振り返り

①では、「本人を知るための地図」と「100文字アセスメント」の作成を行います。
②と③は、講義動画視聴後に取り組みます、講義動画や講義資料を参考にしながら必要事項を記入します。

事前課題に取り組むポイントとして、まずは事例資料をしっかりと読み込みましょう

情報量が多いので、重要な点はアンダーラインを引くなどしながら読み進めるのがおすすめです。本人の持つ強みやどのような希望を持っているのかを押さえていきましょう。

事前課題は参加コースによって提出日が異なる点に注意しましょう。

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神奈川県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 実践研修について

令和7年度の実践研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の実践研修の概要

更新日:2025/6/25

研修名神奈川県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 実践研修
対象者以下の受講要件に該当する方
サビ管・児発管の実践研修の受講資格・要件
実施主体①特定非営利活動法人シーガル研修・研究機構
②公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
③神奈川県社会福祉協議会福祉研修センター
④東北福祉カレッジ
研修申込①前期~2025/5/28
②FJ1・FJ2:2025/6/9~6/30
FJ3・FJ4:2025/10/1~10/24
③ 2025/8/8~8/25
④ 全12回 毎月月末締切
研修日程①動画視聴期間+演習2日
・SJ1コース:
講義:2025/7/8~7/21
演習:2025/7/22、7/23
・SJ2コース:
講義:2025/8/7~8/20
演習:2025/8/21、7/22
・SJ3コース:
講義:2025/8/21~9/3
演習:2025/9/4、9/5
・SJ4コース:
講義:2025/9/2~9/15
演習:2025/9/16、9/17

②動画視聴:2025/8/4~演習日前日
FJ1:2025/9/24、9/26
FJ2:2025/11/18、11/19
FJ3:2026/1/28、1/29
FJ4:2026/2/25、2/26

③ 動画視聴期間:別途通知書にて指定
KJ1:2025/10/23、10/24
KJ2:2025/11/18、11/19
KJ3:2025/12/3、12/4

詳細は指定研修事業者のHPをご覧ください。
研修内容講義:指定されたサイトにて講義動画を視聴
演習:指定された日程・会場にて実施(集合型)
定員① 前期各60名
② FJ1:84名、FJ12:60名
③ 確認中
基礎研修受講料① 30,000円(税込)+テキスト代:1,650円(税込)
② 33,000円(税込)
③ 確認中
④ 200名

出典:神奈川県
出典:特定非営利活動法人シーガル研修・研究機構
出典:公益社団法人 かながわ福祉サービス振興会
出典:神奈川県社会福祉協議会
出典:東北福祉カレッジ

サビ管・児発管の実践研修の受講資格・要件

実践研修の受講対象者は下記①②③のいずれかに該当する方です。

  1. サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者基礎研修課程(基礎研修、補足研修)を修了後、本研修の受講開始日前5年間に指定障害福祉サービス事業所等その他の事業所等において通算して2年以上、相談支援の業務又は直接支援の業務に従事した者で、指定障害福祉サービス事業所等においてサービス管理責任者として従事している又は従事しようとする者。
  2. 基礎研修受講開始日においてサービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者の実務経験要件を満たしている者であり、基礎研修課程を修了後、実践研修受講開始日前5年間に指定障害福祉サービス事業所等又は指定障害児入所施設等において通算して6ヵ月以上の個別支援計画(原案)作成の業務に従事した者で、指定障害福祉サービス事業所等において、サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者として従事しているもの又は従事しようとする者。 
  3. サービス管理責任者告示に定める期間内にサービス管理責任者更新研修の修了者とならなかった者で、指定障害福祉サービス事業所等においてサービス管理責任者として従事している又は従事しようとする者。

受講資格を満たしているかどうかは各研修事業者のホームページで確認しましょう。

出典元:サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者になるまでの流れ(神奈川県)

サビ管・児発管の実践研修の事前課題

実践研修は、過去に以下のような事前課題がありました。
※最新の課題は、各指定研修事業者のHPをご確認ください。

  1. 事例の100文字アセスメントの作成
  2. 事例検討会報告様式の作成
  3. 相談支援専門員との連携状況、地域生活支援拠点や自立支援協議会の状況等について、事業所が所在する地域の現状を調べ、まとめを作成。

①のアセスメント課題をする際は、まずしっかりと事例を読み込みましょう
重要なところはアンダーラインを引くなどするのがおすすめです。

②の事例検討会報告様式では、利用者様の個人情報に注意しながら報告する事例をまとめましょう

③のまとめ作成については、所属する事業所のある地域の関係機関や相談支援事業所、自立支援協議会とどのような連携をしているかを記入します

例えば、以下のような例があります。

  • 「地域の自治会に参加し、利用者とともに掃除を行っている」
  • 「利用者の自宅での様子について、相談支援専門員と密に連絡を取りあい、生活状況を確認している」

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神奈川県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 更新研修について

令和7年度の更新研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の更新研修の概要

更新日:2025/6/25

研修名サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者更新研修
対象者以下のいずれかに該当する方
〇過去5年間に2年以上のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者・管理者・相談支援専門員の実務経験のあること
〇現にこれらの業務に従事していること
実施主体①特定非営利活動法人かながわ障がいケアマネジメント従事者ネットワーク
②東北福祉カレッジ
研修申込期限①受講決定通知書で確認
②全12回 毎月20日締切
研修日程①受講決定通知書で確認
詳細は指定研修事業者のHPをご覧ください。
研修内容講義と演習(2日)
指定された日程・会場にて実施
定員①受講決定通知書で確認
②実施先のHP参照
基礎研修受講料①受講決定通知書で確認
②33,000円(税込)

出典:神奈川県
出典:特定非営利活動法人かながわ障がいケアマネジメント従事者ネットワーク

出典:東北福祉カレッジ

サビ管・児発管の更新研修の事前課題

更新研修の事前課題は以下のものを作成します。

  1. 自己紹介シートの作成
  2. 本人が参加する個別支援会議の取組みについて
  3. 地域における多職種連携、地域資源の活用状況
  4. 組織における人材育成の取組み

普段の業務を振り返りながら、丁寧に作成していきましょう。

出典:特定非営利活動法人かながわ障がいケアマネジメント従事者ネットワーク

サビ管・児発管の更新研修はいつまでに受ければいい?

更新研修は、実践研修もしくは更新研修修了した後、5年ごとに受講する必要があります。
更新研修を受講しないとサビ管・児発管としての資格を保有できなくなるので注意しましょう。

更新研修の受講期間の数え方は、修了年度を起点とします
起点となる年度の翌年度から5年度毎に1回更新研修の受講が必要です。

例えば、昨年度までに1回更新研修を修了された人は、受講した更新研修修了年度の翌年度から5年度の間に受けることとなります。

まとめ

神奈川県のサビ管、児発管に必要な研修についての詳細情報をまとめました。
都道府県ごとに研修日程や費用などが異なりますので、ご自身の働いている事業所の対象エリアでの研修情報を正しく把握し、認識に間違いが無いよう注意してください。

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