履歴書・職務履歴書の書き方


記入済の履歴書

1. 履歴書はあなたがどのような道を辿ってきたのか知る資料
2. 自分自身を分析しよう!
3.さあ、早速履歴書を書き始めましょう!
4.自己PRになにを書けばいいかわからない!そんな方に朗報です


1. 履歴書はあなたがどのような道を辿ってきたのか知る資料

求職者のあなたがどんな人なのか、面接担当者は限られた時間で知り理解する必要があります。そんな面接をサポートする材料のひとつが履歴書という存在。これは今までどこで何年働いていたか、何をしていたのかを大まかに知ることができる資料です。よくチェックをされる項目としては通勤可能な住まいか、職務経歴や資格は募集資格の関連性があるか、転職回数は多すぎないか、丁寧に記入されているかなど。履歴書は求職者の方の大枠となる部分を外形的に伝えるためのものなので、シンプルな分誤字脱字のミスが目立ちやすいです。書き終わってからも何度も確認を行い、間違いがないようにしましょう。


2. 自分自身を分析しよう!

自己分析は転職活動を行う上で非常に重要な意味があります。
自分自身がどういう人間なのかということを知っておくと伝え方がスマートになります。 事業所側は「あなた」という人間が職場とマッチするかどうかを判断しなくてはなりません。極端な話をすれば雇用するメリットがあれば採用につながります。事業所側が求職者のあなた自身を理解しやすいよう材料をしっかりと準備しましょう。


自己分析のやり方はこちら

3.さあ、早速履歴書を書き始めましょう!


勉強をする若い女性

Q. 履歴書や職務経歴書は手書き?パソコンで作成?

A. 履歴書は手書き、職務経歴書はパソコン作成がおすすめ!


よくある疑問ですが、ケアマネ求職者の方の履歴書は手書きをおすすめします。
介護業界では性格や人柄が大きく影響する仕事のため無機質なパソコン作成の履歴書よりも、温かみのある手書きのほうが好まれるためです。割合としても圧倒的に手書き派が多くなっています。もちろんパソコンでの作成でも問題はないのですが、より好まれやすい方を選んでおくと安心です。

書く文字が汚い・下手とお悩みの方も読みやすいよう努力してきれいに見える文字を心がけましょう。どう書こうとしたのかは見る側に伝わります。一生懸命努力して「読みやすい」よう書いた文字は決して悪い評価につながらないので時間をかけても完成させましょう。
手書きの履歴書で仕事の丁寧さをイメージする人も少なくはないため、間違いがないよう作成することが重要です。

一方、職務経歴書に関してはパソコン作成がおすすめです。
一つ目の利点は読みやすさという面。二つ目の利点はパソコンスキルがあるということをさりげなくアピールできることです。最近のケアマネジャー業務ではパソコン作業を含むことも多くあるため、パソコンが使えないと不利になってしまうこともあります。
職務経歴書を不要とする事業所もありますが、履歴書と職務経歴書両方を提出する場合には手書きとパソコン作成の2本立てを実践してみてください。


書き損じた紙と真っ白な紙

Q. 漢字間違い!書き損じた!どうやって消すのが正解?

A. 新しく書き直しましょう。修正液・修正テープは絶対に使わない。


たまにやってしまう間違いで多いのがこれ、修正液や修正テープの使用です。
一生を左右するかもしれない重要な書類だからこそ、修正液や修正テープの使用は厳禁です。履歴書は経歴を証明する公的文書のようなものです。修正を行うことで採用における資料としての信頼性を下げることにつながります。
もし間違えたときのために予備の履歴書を用意しておきましょう。一枚目は下書きに使い、下書きで作成したものをお手本にしましょう。間違えやすいところは同じなので気を付けつつ、2枚目を本番用で作成するとミスが起こりづらくなります。


履歴書と証明写真

Q. 証明写真にルールってある?私服でもオッケー?

A. 証明写真はカラーで!服はスーツで!裏側には氏名を書く!


証明写真がモノクロかカラーかでイメージは変わります。明るい印象を与えたいのでカラー写真を選択しましょう。
証明写真を撮影する際に気を付けたいのは髪型と服装。清潔感のある髪型を心がけましょう。前髪が目にかかる長さの場合は耳にかける、ヘアピンで留めるなどして両目がしっかりと写るようにした方が良いです。顔の中で一番人柄をつかみやすいのは目なので隠してしまってはもったいない。事前に髪型を整えてだらしない印象を与えないようにしておきましょう。服装は男女ともにスーツが基本です。どうしてもスーツの用意が間に合わない場合でも襟付きのジャケットを羽織る、シャツのボタンをしっかり留めるなどの工夫を行いカチッとした装いとなるようにしてください。

ちょっとした気遣いですが、証明写真の裏側に氏名を書いておきましょう。資料はまとめて保管されるため、もし剥がれ落ちてしまった場合に名前がわかれば判断できます。


Q. 資格は持っているもの全部書いたほうがいい?

A. もっている資格は全て記入!


どのような資格でも必ず記入しましょう。付加価値として評価され意外なところであなたの資格が役立つかもしれません。もし持っている資格が多すぎて書ききれない場合には、募集資格により関連性が高いものを記入しましょう。

間違えやすい点で多いのは資格を正式名称ではなく略称で書いてしまうこと。これは一般常識がないと思われてしまう可能性があるので持っている資格の正式名称を調べてから記入するようにしてください。運転免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」、原付免許は「原動機付自転車免許」。ついうっかり書いてしまわないように注意しましょう。

書ける資格が何もない場合には「特になし」で問題ありません。資格ではないですが、アピールポイントとして「ワード・エクセル使用可能」と書けばパソコンが使用できることを伝えられます。


何も書いていない書類

Q. 何書いたか忘れちゃった……。提出したら返してもらえない?

A. 返却される場合もあるけど、 控えを取って必ず保存。


自分がどういったことを書いたのかを確認できるよう、必ず1枚コピーを取って保存しておきましょう。面接前に見直すこともできるので到着前に一読してみては。 また、返却はされないものとして考えておきましょう。


4.自己PRになにを書けばいいかわからない!そんな方に朗報です


顔に手を当て悩む若い女性

ポイントを押さえれば誰でも書くことができる

履歴書にある自己PRの欄、何を書くか迷ってしまって差し障りのない文章を書いていませんか?せっかくの自由記入欄を活かさない手はありません。
応募した業務に対して関連性があることを強みとして伝えるためにも活用していきましょう。プレゼンテーションや自己紹介が苦手な人でも簡単に作成できる自己PR術を紹介します。


4W1Hを必ず入れる(Whoは必要ありません)

1. What:今までは何をしていたか。

例) 介護士として5年勤務したのち、介護支援専門員資格を取得しケアマネジャーをしていました。

2. When:いつ、どれくらいの期間ですか?

例) 介護業界歴は学校を卒業し約8年間です。ケアマネジャーは3年です。

3. Where:どこでその仕事をしていましたか?

例) 最初の5年は○○県○○市の○○老人ホーム、直近では同じく○○市の医療法人○○に在籍しています。

4. Why:なぜその仕事をしていたのか

例) 祖母の介護で苦労している母の様子を見て育ち、力になりたいという想いがあったため介護の勉強を始めました。その後介護業界に入職し、スキルアップを図りケアマネジャーの資格を取得し現在に至ります。

5. How:どのような仕事をしていましたか?

履歴書にある自己PRの欄、何を書くか迷ってしまって差し障りのない文章を書いていませんか?せっかくの自由記入欄を活かさない手はありません。
応募した業務に対して関連性があることを強みとして伝えるためにも活用していきましょう。プレゼンテーションや自己紹介が苦手な人でも簡単に作成できる自己PR術を紹介します。


上記1~5と、今の転職に対する気持ちを踏まえると下記のような簡潔な文章が出来るはずです。

「○○老人ホームで介護士として5年勤務したのちにスキルアップを図り介護支援専門員の試験を受け現職の医療法人○○にてケアマネジャーとして働きはじめました。介護業界を選択した理由は親戚が介護で苦労している状況を見て『なにか自分でも手伝えることはないか』と介護の勉強を始めたことがきっかけです。その後、得た知識を活かしていこうと介護の仕事に進みました。人との関わり合いが多いこともこの仕事が好きな理由の一つです。
現在は居宅ケアマネとしてケアプラン作成や介護給付費の管理、サービス事業者と利用者との調整を行っています。より力を入れていたことは利用者との信頼関係を築くことです。利用者ご本人やご家族からヒアリングをしっかりと行い、何に困っていてどうしていきたいのかを聞いたうえでより良いプランを提案することを重要視しておりやりがいを感じています。」

自己PRも自分の経験を整理すれば、簡単に作成できることと思います。このテクニックは職務経歴書づくりにも応用できますので、是非活用してみてください。



ケアマネジャーの転職ノウハウ

1. 転職を考えるに当たっての自分のキャリアの査定 転職成功の秘訣と自己分析の方法
2. 好感を持たれる履歴書、職務経歴書の書き方 履歴書・職務経歴書の書き方
3. 自分にとって最適な求人情報を見つける為に ぴったりのケアマネ求人を見つけよう
4. 採用する側のホンネ、評価を上げるポイント 転職面接の事前準備は大丈夫?必ず役立つ5つのポイント
5. 現職のスムーズな退職、各種手続き、入社までの流れ 円満退職に向けて

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