ケアマネージャーの平均年収、給料はいくら?

  1. ケアマネージャーの平均年収は409.7万円
  2. 都道府県別のケアマネージャーの平均年収は?
  3. ケアマネージャーの月収は、働く施設によってどのくらい違う?
  4. ケアマネージャーの年齢・勤続年数別の年収はどのくらい?
  5. ケアマネージャーの月収は介護職の中で低い?高い?
  6. パートやアルバイトで働くケアマネージャーの時給はいくら?
  7. ケアマネージャーで年収を上げるには?

ケアマネージャーの平均年収は409.7万円

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、平均年収の内訳として、月収28.7万円、賞与などの特別給与額64.9万円でした。
給与以外では、全国の常勤のケアマネージャーは、平均年齢50.9歳、勤続年数:10.2年、実労働時間:170時間(うち、残業などの超過労働時間は4時間)という調査結果となっています。

都道府県別のケアマネージャーの平均年収は?

ケアマネージャーの平均年収で、最も給与の高い地域は…

  • 1位.京都府:487.2万円
  • 2位.山梨県:475万円
  • 3位.群馬県:469.7万円

という結果になっています。東京は、454.3万円で6位という結果でした。また、少ない地域としては、宮崎県(340.4万円)、福岡県(344.6万円)、熊本県(349.3万円)という結果になっています。
各都道府県別のケアマネージャーの平均年収は以下の通りです。

出典:令和3年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
北海道 376.2 滋賀県 396.4
青森県 375.5 京都府 487.2
岩手県 384.2 大阪府 409.9
宮城県 379.7 兵庫県 422.5
秋田県 405 奈良県 378.8
山形県 357 和歌山県 403.4
福島県 394.9 鳥取県 387.5
茨城県 416 島根県 425.4
栃木県 467 岡山県 395
群馬県 469.6 広島県 415.2
埼玉県 425.2 山口県 379.3
千葉県 442.4 徳島県 356.3
東京都 454.3 香川県 372.9
神奈川県 450.3 愛媛県 430.7
新潟県 383.5 高知県 402.8
富山県 381.8 福岡県 344.6
石川県 462.8 佐賀県 371.4
福井県 393.6 長崎県 406.8
山梨県 475 熊本県 349.3
長野県 401 大分県 424.6
岐阜県 406.6 宮崎県 340.4
静岡県 422.8 鹿児島県 395.7
愛知県 370.2 沖縄県 376.2
三重県 375.3

ケアマネージャーの月収は、働く施設によってどのくらい違う?

介護支援相談員の資格を持つケアマネージャーの、施設形態ごとの平均給与は以下の通りです。
平均月収が一番高かったのは「介護老人福祉施設」で月収41万円、その次は「介護老人保健施設」の月収38.4万円となっています。

出典:令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(厚生労働省)
施設形態 平均月収
1 介護老人福祉施設 41.0
2 介護老人保健施設 38.4
3 特定施設入居者生活介護事業所 37.0
4 介護医療院 36.9
5 通所リハビリテーション事業所 36.4
6 認知症対応型共同生活介護事業所 35.4
7 小規模多機能型居宅介護事業所 34.8
8 訪問介護事業所 33.3
9 通所介護事業所 31.7

ケアマネージャーの年齢・勤続年数別の年収はどのくらい?

令和3年賃金構造基本統計調査で、ケアマネージャーとして働く勤続年数と、年齢別の平均年収を見てみると、年齢45~49歳(勤続年数15年以上)が、年収468.2万円と一番年収が高く、年齢50~54歳(勤続年数が15年以上)で年収448.8万円、年齢が55~59歳(勤続年数が15年以上)で年収447.1万円と続いています。
勤続年数がより長いほど、年収は高くなる傾向にあり、年齢は、経験豊富な40代~50代が最も年収が高い、という結果になっています。

出典:令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(厚生労働省)
0年 1~4年 5~9年 10~14年 15年以上
20~24歳 309.4 261.6
25~29歳 257.8 341.1 266.1
30~34歳 348.8 369.5 365.2 380.5
35~39歳 314.5 363.2 400.5 401.5 424.1
40~44歳 351.2 405 368.5 442 424.1
45~49歳 321.8 359.2 394 395.9 468.2
50~54歳 324.5 367 385.3 394.4 448.8
55~59歳 282.6 336.2 409.6 376.6 447.1
60~64歳 367.9 319.1 366.7 322.5 404.4
65~69歳 329.7 364.2 256.6 298.2 348.5
70歳以上 287.2 294.4 328.5 222.1 305.4

ケアマネージャーの月収は介護職の中で低い?高い?

厚生労働省の調査によると、保有資格別の平均給与は以下の通りとなります。
この中では、ケアマネージャーは、社会福祉士の次に、月収が高いことが分かります。無資格の介護職員と比較すると、9.1万円高くなっていて、ケアマネージャーとしての資格の価値が高いことが分かります。

出典:令和3年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
保有資格 平均月収
1 社会福祉士 36.3
2 介護支援専門員 36.2
3 介護福祉士 32.9
4 実務者研修 30.7
5 介護職員初任者研修 30.1
6 無資格 27.1

パートやアルバイトで働くケアマネージャーの時給はいくら?

令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、パートやアルバイトで働くケアマネージャーの平均時給は、1,501円~1,676円となります。他の介護職と比較してみると、以下の通りとなります。特に事務職員と比較すると、最大で561円も時給が高いケースもあり、その他の介護従事者の時給と比べても、トップクラスの時給であることが分かります。

出典:令和3年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
非常勤 常勤
ケアマネージャー ¥1,501 ¥1,676
生活相談員・支援相談員 ¥1,381 ¥1,328
介護職員 ¥1,398 ¥1,359
看護職員 ¥1,658 ¥1,620
事務職員 ¥1,115 ¥1,180

※常勤の平均給与額と、非常勤の平均給与額を、それぞれの実労働時間数で計算した時給

ケアマネージャーで年収を上げるには?

ケアマネージャーで年収を上げるために以下の方法が考えられます。

ケアマネとしての経験年数を積む

ケアマネージャーに限らず、経験年数を重ねていくことで、自分の経験値も上がり、年収にも反映されていくのが一般的です。自らのキャリアアップのために、積極的に色々な業務を経験していくことも、年収アップにつながります。

主任ケアマネになる

ケアマネの上位資格として、よりマネージメントの役割が強い、主任ケアマネージャー(ケアマネとして、5年以上の実務経験を積むこと等で受けられる「主任介護支援専門員研修」の受講で取得できる資格)という役割があります。業務の幅も広がり、資格手当が付く職場もあり、年収アップにつながります。

他の資格を取得する

例えば、社会福祉士などの、介護福祉関連の他の資格取得することでも年収アップにつなげることができます。事業所によっては、ケアマネージャー以外の業務を担っていることも少なくないため、勉強をして、複数の資格を取得することで、自身の価値が高まりますし、なかには、持っている資格それぞれに対して手当がつく企業もあるため、複数の資格を持つことは、よりキャリアアップ・年収アップにつなげやすい有効な方法です。

キャリアアップを目指して転職する

年収アップの方法として、自分のキャリアを生かして、別の職場に転職することも選択肢の一つとして考えられます。
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