サービス管理責任者や、児童発達支援管理責任者になるためには、実務経験要件を満たし、所定の研修を受講する必要があります。どのような研修が必要かわかりにくいと感じていませんか?

本記事では、愛知県のサビ管・児発管に必要な研修についてまとめました

サビ管・児発管の転職相談受付中

サビ管・児発管の転職サポートに登録(完全無料)
この記事の要点まとめ
  • 愛知県のサビ管・児発管に必要な基礎研修、実践研修の詳細が分かる
  • 平成30年度までの旧体系の研修修了者は、2023年度までに更新研修の受講が必要
  • 提出が必要な事前課題についても解説!

愛知県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 基礎研修について

令和5年度の基礎研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の基礎研修の概要

研修名愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)
受講対象者愛知県内の事業所などで、サビ管または児発管として配置される予定があり、定められた基礎研修の受講要件を満たす方。
実施主体社会福祉法人愛知県社会福祉協議会
研修申込令和5年4月24日~5月19日
研修日程S1コース(5日間) 
相談支援従事者初任者研修講義部分+サービス管理責任者等研修(基礎研修)
※部分講義と全体講義と演習
S2コース(3日間)
サービス管理責任者等研修(基礎研修)
※全体講義と演習
S3コース(2日間)
相談支援従事者初任者研修
※講義部分のみ

1.部分講義(相談支援従事者初任者研修「合同講義」部分)
WEB配信期間:令和5年6月23日~9月12日
2. 全体講義(基礎研修講義)
WEB配信期間:令和5年6月23日~9月12日
3.演習(以下日程のうち1日間)
①令和5年7月20日
②令和5年7月21日 
③令和5年7月26日
④令和5年7月27日
⑤令和5年8月2日
⑥令和5年8月4日
⑦令和5年8月9日
⑧令和5年8月18日 (会場演習)
⑨令和5年8月23日
⑩令和5年8月29日(会場演習)
⑪令和5年9月6日
⑫令和5年9月8 日(会場演習)
⑬令和5年9月12日
研修内容講義:ネット配信で受講。それぞれで2日間分の講義動画を視聴
演習:日時・会場指定の集団演習、またはオンライン演習。
定員1,300名
受講料S1コース:39,600円(税込)
S2コース:29,700円(税込)
S3コース:15,840円(税込)

出典:愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)(社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会)

サビ管・児発管の基礎研修の受講資格・要件

基礎研修の受講対象者は、愛知県内に所在する事業所等に従事し、サービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者として従事しようとする者であって、国が定めるサービス管理責任者等研修(基礎研修)の受講要件を満たす者です。

基礎研修は、オンライン受講がベースとなるため、安定したインターネット環境におけるオンライン受講が可能な環境が必要です。

研修受講に当たり、愛知県外の申込みも受け付けていますが、県内の事業所を優先するため、必ず受講できるわけではない点にご注意ください

必要な実務経験は下記のようになります。

基礎研修受講に必要な実務経験の要件

業務研修受講実務経験年数
相談支援業務  3年
社会福祉主事任用資格等を有しない者による直接支援業務  6年
社会福祉主事任用資格等を有する者による直接支援業務  3年
国家資格等による業務に3年(児童発達支援管理責任者の場合は5年)以上従事している者による相談支援業務又は直接支援業務  1年

出典:サービス管理責任者等研修について(愛知県)

それぞれ、サビ管の方は、指定障がい者福祉サービス事業所、児発管の方は、指定障がい児入所施設及び指定障がい児通所支援事業所においての実務経験が必要となります。

サビ管・児発管について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

サビ管の資格について詳しく知る
児発管の資格について詳しく知る

サビ管・児発管の基礎研修の事前課題

基礎研修の事前課題は以下のようになります。
ただし、受講コースによって提出が必要な事前課題は異なります。

  1. 「部分講義レポート」作成
  2. 「全体講義及び演習導入講義レポート」作成
  3. 「サービス担当者会議準備シート」作成
  4. 「ニーズの整理表」作成
  5. 「個別支援計画」作成
  6. 「自己紹介シート」※任意
受講コース提出の必要な事前課題
S1コース
(5日間)
①「部分講義レポート」作成
②「全体講義及び演習導入講義レポート」作成
③「サービス担当者会議準備シート」作成
④「ニーズの整理表」作成
⑤「個別支援計画」作成
S2コース
(3日間)
②「全体講義及び演習導入講義レポート」作成
③「サービス担当者会議準備シート」作成
④「ニーズの整理表」作成
⑤「個別支援計画」の作成
S3コース
(2日間)
①「部分講義レポート」作成

①②③の3つの課題は、動画講義を視聴し、レポート及びシートを作成する形式です。
④⑤の2つの課題は、事例課題をもとにニーズを整理し、個別支援計画の原案を作成していきます。

出典:愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)各種様式(社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会)

サビ管・児発管の転職相談受付中

サビ管・児発管の転職サポートに登録(完全無料)

愛知県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 実践研修について

令和5年度の実践研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の実践研修の概要

令和5年度の実践研修は以下のようになります。

研修名愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(実践研修)
対象者以下の受講要件に該当する方
サビ管・児発管の実践研修の受講資格・要件
実施主体社会福祉法人愛知県社会福祉協議会
研修申込 令和5年9月11日~9月29日
研修日程講義(期間内にWEBにて動画視聴)
令和5年11月13日~令和6年2月28日

演習(2日間)
①令和5年12月7日・8日
②令和5年12月14日・15日
③令和6年1月11日・12日
④令和6年1月16日・17日
⑤令和6年1月23日・24日
⑥令和6年1月25日・26日
⑦令和6年2月1日・2日
⑧令和6年2月6日・7日
⑨令和6年2月15日・16日
⑩令和6年2月20日・ 21日
⑪令和6年2月27日・28日
研修内容講義:オンライン受講
演習:オンライン受講(一部会場での集合研修日程あり)
定員1,100名
基礎研修受講料22,000円(税込)

出典:愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(実践研修)(社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会)

サビ管・児発管の実践研修の受講資格・要件

実践研修の受講対象者は下記の全ての要件に該当する方です。

  1. 愛知県内の事業所等で、サービス管理責任者または児童発達支援管理責任者として配置予定、または配置されている。
  2. 基礎研修及び相談支援従事者初任者研修(講義部分のみも可)を修了し、受講開始日までに基礎研修修了後2年間の実務経験がある、または基礎研修修了後6ヵ月以上の個別支援計画作成の一連の業務に従事した実務経験がある。

愛知県で実施される実践研修は、オンライン受講となるので、安定したインターネット環境が必要です。
また、実践研修は県内の事業所に配置の受講申込者が優先となります。

※基礎研修修了後の実務経験が6か月以上で受講するには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

  • 基礎研修受講開始時点で、既にサビ管または児発管の配置に係る実務経験がある。 
  • 障がい福祉サービス等での「個別支援計画作成の業務」を行っている。
    既に1名以上、事務所内にサビ管等が配置されている必要があります
  • 上記業務に従事する旨を、指定権者に届出を行っている。

出典:サービス管理責任者等研修について(愛知県)

愛知県のサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 更新研修について

令和5年度の更新研修は以下のようになります。

サビ管・児発管の更新研修の概要

研修名愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(更新研修)
対象者愛知県内の事業所等で、サビ管または児発管として配置予定または配置されていて、令和元年度又は令和2年度に更新研修を修了した方。
実施主体社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会
研修申込令和5年7月28日~8月15日
研修日程講義(WEB配信)
令和5年9月25日~11月30日

演習
①令和5年10月26日・27日
②令和5年11月1日・2日
③令和5年11月8日・9日
④令和5年11月21日・22日
⑤令和5年11月29日・30日
研修内容講義:インターネットで動画視聴
演習:インターネットもしくは会場
定員500名
基礎研修受講料38,100円(税込)

出典:愛知県サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(更新研修)(社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会)

サビ管・児発管の更新研修はいつまでに受ければいい?

更新研修は、平成30年度までの研修修了者の経過措置期間の最終年度です。
そのため、2019年度の研修制度が改正される前の旧体系の研修を修了しサビ管・児発管として働いている人は今回の研修を必ず受講しましょう

更新研修は、実践研修修了後の翌年度から、5年ごとに受講する必要があります。更新研修を受講しないとサビ管・児発管としての資格を保有できなくなるので注意しましょう。

経過措置として、平成30年度までのサビ管・児発管研修 及び相談支援従事者初任者研修(2日課程)の修了者は、令和5年度までは、引き続きサビ管・児発管として業務可能 。令和6年度以降も業務を継続するには、令和5年度までに更新研修の受講が必要です。 

まとめ

愛知県のサビ管、児発管に必要な研修についての詳細情報をまとめました。
都道府県ごとに研修日程や費用などが異なりますので、ご自身の働いている事業所の対象エリアでの研修情報を正しく把握し、認識に間違いが無いよう注意してください。

ケア人材バンクでは、サビ管・児発管の方の転職サポートや、ご相談など無料で行っております。サビ管や児発管専門のキャリアパートナーが担当いたしますので、業界知識も豊富で安心してご利用いただけます
今すぐ転職するわけではないけれど「自分の市場価値を知りたい」「転職について何もわからないので相談したい」という方も是非ご登録ください。

サビ管・児発管の転職相談受付中

サビ管・児発管の転職サポートに登録(完全無料)